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2024年06月25日 [脳活性化プラス]

認知症の方の食事は…

『認知症を発症・進行させたくない…効果的な食事は、バランス重視』
 
認知症の多くはアルツハイマー型で、その原因は20年以上前から脳内で進行していた「異常なたんぱく質の蓄積」にあるとされています。このたんぱく質の異常蓄積には、高血圧や肥満、糖尿病などの生活習慣病が関与していることが分かってきており、現在、認知症の発症や進行を予防するためには、日々の食事のバランスを保ち、生活習慣病を防ぐことが重要、とされています。

  →【参考資料】世界保健機構WHOと厚生労働省が推奨する認知症予防のためのガイドラインには、「高血圧の管理」「糖尿病の管理」「体重管理」「栄養管理」などがある


【食事バランスは、主食6割、副菜4割】  
 「脳の異常たんぱく質」を外へ排泄させるには、血糖値のコントロールがカギであり、過剰な糖質摂取による「血糖値の上昇」を抑えるようにします。

 そのため食事のバランスは主食を全体の6割にとどめ、副菜を4割としましょう。

 認知症の方の食事によく見られ、特に注意すべきは「炭水化物の単品食べ」です。丼もの、うどん、そうめん、パン、パスタなどを単独で摂取するのではなく、他の食材と組み合わせて食べることで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

実際、独居の認知症高齢者が宅配弁当に切り替えた結果、症状が改善したケースも報告されています。栄養バランスの良さ、血糖値のコントロールなど複合的な要因がもたらしていると考えられます。

 認知症の方が食事を忘れて長時間空腹になると、見つけたパンなどを一度にたくさん食べてしまい、血糖値の異常上昇が引き起こされることがあります。このような事態は、失神や転倒といった危険を招くこともありますので、注意が必要です。
こうした場合、転倒後の身体が不自由な暮らしや痛みのストレスなどにより、認知症が進行するケースが多くなります。

軽度認知障害や認知症と診断されたら、いまの食事スタイルをいちど見直してみましょう。「変えたくない」ことは無理に変えるとストレスになり良くないですが、「変えられそう」なことがあれば、時間をかけてゆるやかに対応していくとよいでしょう。
宅配弁当やデイサービス等では常にバランスの取れた食事が提供されていますので、有効に活用しましょう。

このように、認知症の進行を防ぐためには、食事の管理(食べ方・栄養素・食事量)が重要であり、バランスの良い食事を通じて血糖値の安定化を図ることが重要です。家族やケアスタッフと連携し、適切な「食事療法」を行うことが、認知症の予防・管理において不可欠です。
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