「らくしゅう式 脳機能訓練」の改善効果
東京都千代田区が主催の介護予防教室で「らくしゅう式 脳機能訓練」が導入され、70代、80代の高齢者15人が教室に参加しました。教室開催は3か月間、週1回・1時間。
教室に参加の15人全員を対象に千代田区が取組前と最終回に「認知機能テスト(MMSE)」を実施したところ、以下の優れた改善効果が確認できました。
この改善効果はNHK「あさイチ」の特集番組「脳の重要なはたらき ワーキングメモリ」(2012年1月)でも紹介され、また介護職が実践している様子も詳しく紹介されました。
※介護予防教室における取組みの様子(東京都千代田区)
1.「認知症・軽度認知症の疑いがある7人」の認知機能テスト結果
千代田区がはじめに行った「認知機能テスト」では、15人のうち7人が認知症または軽度認知障害の疑いがあるとの結果でしたが、7人全員が3カ月間の取組みで正常値まで得点を改善させました。
なかでも最も低い21点から正常値の27点まで大きく改善させたのは88才の女性でした。
2.「教室に参加した15人全員」の認知機能テスト結果
教室に参加した15人全員(平均78.6歳)の「認知機能テスト」の平均得点は26.4点→29.6点と満点(30点)近くまで改善しました。
3.「教室に参加した15人全員」の記憶力テスト結果
単語記憶テスト(12個の単語を2分間で覚える。短期記憶をはかるテスト)の得点も大きく改善しています。
4.高い出席率98.3%〜「効果が実感できる」、「多様で飽きない」声が多数
3か月間のうち、教室は計12回開催されましたが、そのうち1人も欠席者がいない回が9回、欠席者が1人のみいた回が3回でした。
出席率は介護予防教室では異例の98.3%と高い数字を記録しました。
実際、参加者からは「効果が実感できる」、「いろんなプログラムで飽きない」、「教室に来るのが楽しい」などの声をたくさんいただきました。
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